雪が降る町~追憶のletter~


(やっぱり私がまだコドモなのかな)


お昼のことを考えながら歩いている晶はバス停の前について肩を竦めた。
晶は基本、残業はない。

特にアフター5を過ごす友人がいるわけでもなく、ありさが声を掛けてくれた時だけそのままふらりと外で食事をしたりする。

今日はありさはデートの為に、晶は寄り道もせずに直帰するのだった。


「はぁ、寒い···」


誰もいないバス停に一人身を縮こませながら、外灯でぼんやり照らされている暗い空を見上げた。


(快斗は今日は遅いのかな)


ふと思い出して後ろを振り向いてみたけれど人影はなく、背後からバスがやってきた。




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