雪が降る町~追憶のletter~
そしてさらにその着信の相手をみて驚いた。


「か、快斗…?」
『おぉ。起きてたか?』
「え?う、うん」
『そ』


なんかただでさえ電話って慣れていないのに相手が快斗っていうことがまたなぜか緊張してしまう。
無理もない。電話なんてずっと掛けなかったし掛かっても来なかった。


「···?」
『·····』
「え…ちょっと、喋ってよ」
『あ?あー···』


掛けてきた割に話題を全く振ろうともしないってどういうことだろう。

さっきまでの動揺と緊張がすっかりなくなって、ベッドの上で壁にもたれかかってリラックスした態勢になって電話を持ち替えた。




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