私の彼氏は俺様です




「なにそれ」




ははっと笑った陸。

陸の胸に顔を埋めてるから

表情はわからないけど

きっとかっこいいんだろうな…。




どうしよう、“好き”が

止まらない…。




「よし、戻ろ」


「…ぅん」




心の中ではまだ一緒にいたいって

思ってるけど、それは単なる

あたしのワガママ。




ちゃんと授業を受けなきゃ

って思ってる良心(?)も

普通にあるわけで。




あたしは、陸の隣を歩いて

屋上を後にした。




< 279 / 414 >

この作品をシェア

pagetop