Sexual Secret
イルカショーの会場に着くと、私よりもよっくんの方が子どもみたいだった。



あそこ空いてるよ、なんて、一番前の席に座って。




私には、嫌な予感しかしなかった。



その予感が的中したのは、イルカショーの終盤。




そういうショーなのか、偶然なのかはわからないけど。




すぐ目の前でイルカが高くジャンプして、水に潜ったときには私たちはびしょ濡れだった。



唖然としているよっくんが、こっちを見る。




その顔があまりにもポカンとしていて、それが面白かった。
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