汚れたmarch 1
夜。






私は必要最低限の着替えやら何やらを詰めたキャリーを玄関に持っていった。








あとは、リュックとショルダーバック









幸い、亡くなった父親の通帳を持っていて






そこには





私が40になるまで位は生きていけるほどの





お金が入っていた。























もう、出ていかなきゃならない。









私は玄関から家を見渡した








ここ住んだのは1年?2年?






少ない時間でも住み慣れたここを出ていくのは





寂しかった












そして、なにより






叔父さん、叔母さん







二人は私が憎いと思う。








ごめんなさい







許されない事だと分かってて






やっていたのは事実です。










私は生まれてこなかったほうが良かったのかな







お母さんにも




言われた事のある言葉。









久しぶりに言われたこの言葉









正直きつい。





きついけど、







本当にキツイのは





、私じゃない
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