天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
てな訳で昼休みも終わる頃。

「…………」

五時間目の授業が始まる前にコーヒーでも一杯…と思ってカップ片手に職員室を歩いていたしまじろうは、そのカップを取り落とす。

「…な…何を見ているのだ、しまじろう」

視線の先には龍娘。

いや、龍娘…か?

いつも龍娘を見慣れているしまじろうでさえ、確信が持てなかった。

< 131 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop