天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
バルナ監視下では逆らえない。

いつになく丁寧な言葉遣いで、龍娘はたどたどしく言う。

「こ、このスーツは、近くの『は○やま』のフレッシャーズ6点セットを買ってきたのだ…きたんです…バルナの奴…バルナ先生が、女教師はカッチリとしたスーツにタイトスカートの方が好ましいと言いおる…言っていたものですから…」

「し、しかし…」

普段のやんちゃでアグレッシブな龍娘もいいが、お淑やかでしおらしい彼女も魅力的で、しまじろうドキドキ。

言い慣れていない丁寧語も何だか萌えを誘う。

鼻の下を伸ばしていると。

「早川先生!貴方もだらしない顔をしない!」

バルナの指揮棒が鼻の穴に突っ込まれ、しまじろう悶絶。


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