天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅩ
満を放し、背を向ける龍太郎。

「…いいんだよ。俺が勝手に気に病んで、俺が勝手にやってる事だ…雛菊には何の関係もねぇ…アイツは知らなくていい事だ」

二度と振り向く事なく喫茶店を出て行く龍太郎。

彼がどんな表情をしているのか、満からは見える事はなかったが…。

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