天使のi love you
小さな嘘は大きな罪
少し寒い風が肌にあたって寒い。静かなベンチでは私の泣き声がただただ聞こえるだけだった。情けない。自分が泣いてもひかるが想いだすわけじゃないのに。たぶん私は悲しかったんだと思う。男友達を思い出して、彼女を、私を想いだしてくれない事に不満だったんだと思う。そんな悲しみの涙も頬を伝う前に止まった。

「お前送って行けよ!わかったな?」

「あぁ・・・分かってるよ。」

気づくとベンチにはユウと私だけだった。

「帰るかぁ~~~~」

と一言あげるとベンチから立ち上がり大きく背伸びした。

「かえろ!」

私はユウの左に行くとユウの左手をとって、手をつないでいた。

「ユウの手あったかーい!心まであったかくなるよ~」

「っ!」

ユウはなにも言わなかった。

私は悲しみを紛らわせようとユウの手をとって、手をつないだ?私のこどうがなぜか早くなる。コントロールが利かなくなっていた。

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