the second 〜永遠の恋人〜
慌てて部屋に戻り充電中の携帯を見る。

画面の日時を見て次の日の表示に少しホッとした。

慶子の遺体を埋めてから部屋を掃除し終わったのが朝の9時、それから20時間近くも眠っていた事になる。

やはり風邪を引いてしまったらしく、激しい頭痛と悪寒は一向に治まらない。

何処かに風邪薬は無かったかと未音は部屋を探し回った。

未音の部屋は玄関を入って直ぐに3畳のキッチン、その奥に7畳の部屋がある。

そのキッチンの食器戸棚の引き出しに市販の風邪薬が入っていた。

『あった…』

注意書きも読まずに2錠をほおり込む。

水無しで一気に飲み込み、そのまま座り込んだ。

『疲れた』
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