キラキラ~ホンマは好きやし~







「結羽!!」


そう叫んだ修太。


名前を呼ばれるだけで、胸がきゅんってするなんて、重傷やな…


どんだけ、修太のこと好きなんよ。


うちは無我夢中で階段をおりて、
誰も来ない北校舎の廊下でうずくまった。


「何で…うちとちゃうん……?」


そう言って泣くしかなかった。


うちの方がずっと前から好きやったのに。


ずっと前から知ってんのに。


何でうちとちゃうん?


何でうちじゃアカンの?


うちの想いは…何?


「…しゅうたぁ……」


初めての失恋に、ただ泣くしかなかった。

 











 
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