キラキラ~ホンマは好きやし~







「嫌!!!!!!」
ドンっと修ちゃんを押すと、近くにあった棚にぶつかってしまった。
『ガシャーン』と音がする。
あたしは急いで着替えて家を飛び出した。
「七海!」
追いかけてきた修ちゃんの呼びかけにも答えず、
走り出そうとする。
「待てって!」
「嫌や言うてるやんか!!
 手、離して!!」
捕まれた手を振りほどいて、あたしは全力で走った。







 
< 342 / 433 >

この作品をシェア

pagetop