恋文~隣のきみ~
再会
○桜哉○

久々の地元。

こっちは、今がまさに桜満開。

「夏くん、やっと会えたね」

ゆっくり微笑んで、コッチを向いた。

「泣くなよ」

咲良の頬を幾筋もの涙が伝う。

いろんな気持ちが、溢れ出してるんだろう。

「桜哉。夏くんは、幸せだったかな?」

「当たり前だろ」

「私も、幸せだよ」

「夏輝の分も預かってるし、俺がもっともっと幸せにしてやるよ」

自分で言って、ちょっとかっこつけ過ぎな気がするけど・・・

この気持ちは、嘘じゃない。

夏輝。

安心しろよ。

俺は、嘘つかねぇから!!!!!
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