あたしの彼氏はスーパースター








女の子がみんな星野圭のところにいるとき、あたしだけは席に着いていた。

男の子たちからはちょっと変な目で見られてしまった。



「あ、こんなとこに珍しい女の子」


そう言ってあたしのとこに来たのはチャラ男だった。


髪は金髪だし、耳にピアスしてるし、腰パンしてるし。

誰がどう見てもチャラ男だ。


「圭のところに行かなくていいの~?」


何だかこのチャラ男好きじゃないな。


「行きませんよ。別にファンとかでもないし、めんどくさいし」













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