あの夏の君へ





「ふざけんな〜楽しみにしてたのにっ」

「ごめんごめんって!!」

「謝る気ないやん…」

ヘラヘラしながら、紙パックのジュースを飲んでいる。

「またフルーツオレ飲んでる」

「美味いで?」

「あっそ」

どちらかと言えばイチゴオレ派。

フルーツオレはなんか好かない。

「酸っぱくない?」

「あ〜わかんね」

「本間に適当やな」

「あ、明美ちゃん向こう行ったで」

「えっ!!あ…もう!!!!」

あんたと話してたからやわ!!

明美〜待ってや〜。

「ばーか、アホ!」

アッカンベーしてその場を立ち去った。





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