猫かぶりな君。

二章−秘密の契約



太陽の光がまだ少ない朝方。



家の人はまだ起きていないのか何の音も聞こえない。

午前4時半−。



…なんでこんな時間に起きたんだろ。
こんな時間から起きてたら学校で寝ちゃうよ……


…もっかい寝よ……



……………………

………………



「…寝れない……」


昨日ただでさえ色々あって全然寝付けなかったのにこんなに早起きとか…


「…あり得ない。昨日から最悪……」



…思い出しただけでもムカつく。


やっぱり…


「夢じゃないんだよね……」


昨日のことは悪い夢だったらいいのに。

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