白球を追いかけて
「あがって。今日は親居ないから。」



聡美が家の鍵を開けた。



俺たちは幼なじみだけど、聡美の家にはいるのは初めてだった。



「お邪魔します。」



聡美の後に続いて部屋に行く。


「適当に座って。」




「なんだよ?用が済んだら帰るぞ。お前、一日投げて疲れてるんだから。」



「今日はありがとね。」



俺の言葉を無かったかのように話し始めた。
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