・:*:・゚'☆・:麗華お嬢様の物語・:★*:・゚',
麗華の父は自室に麗華を呼び出した。

一部始終を話し、

自分の会社も倒産せざる終えなくなったことを伝えた。

麗華の悪い頭でもそれは理解することが出来た。


「倒産って…。

 パパ本当なの?

 破産宣告って…何かしら?

 家出るってどぉ言うこと?!」


麗華は言われるがままに隅田と荷造りをした。

が、麗華の荷物は

スーツケース10個分にも及んだ・・・。


「隅田ぁ~。

 熊のマロンちゃんが入んなぃわ~~!

 カバンもう1個持って来てくださるかしら?」


「麗華様、今のおかれてる状況理解してらっしゃるのですか?

 今のあなたにはドレスなど必要ないのです。
 
 必要最低限の物をスーツケース1個にまとめておいて下さい。」


隅田は罪悪感に駆られながら

麗華をきつく注意した。

私があの時旦那様を起こしていたら

最低限の損失で抑えられたかもしれない・・・

悔いが残る。

隅田は一生をかけて秋霜家に使えようと

心に誓った。
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