アイ・ラブ・おデブ【完結】
気がつけば遥に抱き締められている

いつもの落ち着く匂いに包まれ遥の鼓動に酔いしれる

…でも…心配かけたよね…
あれ?…あそこにいるのなんで分かったの?

「ハル…どうやってあたしを見つけてくれたの?」

「さあやの新しくした携帯は世界中どこでも分かるGPS付きなんだ…
迷子になってもすぐに駆けつけられるようにね!
二次会っていえばカラオケだろ?
店の中を全部回って探したんだ…」

…へぇ~そんな便利な機能が付いているんだ…
知らなかった…

「さあや…今日は送っていかないよ…」

…えっ…やっぱり怒ってる…
電車はないし…タクシーかな…
この辺なら捕まえれそうだよね…

「うん…タクシー探すよ…」

車の並ぶ狭いスペースだというのを忘れ、二人の世界に入り込んでいる

「違うよ!さあやの部屋には送っていかないんだ…
僕の部屋においで」

「うん…ハルと一緒にいたい…」

二人の甘い時間も隣の車の運転手の咳払いで終了した
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