アイ・ラブ・おデブ【完結】
自分のデスクに戻ると泣きそうな顔して隣席の後輩…斉藤が近づいてきた

「▲#ホテルに持っていく提案書飛んじゃったんですぅ…パソコンの調子が悪くて…」

「えっ?何時にアポだっけ?」

「16時です…」


…あと2時間もないのに泣いてる場合じゃないでしょ
男ならドンと構えなさい!
泣いて済むなら警察は要らないでしょ…

そんな小学生並みの標語を考えながら、パソコンに詳しいアイツを思い浮かべた

泣きそうになっている斉藤を課長のもとへ報告に向かわせ、内線電話でアイツ…企画部の柏木(カシワギ)を呼び出した


柏木はすぐに現れ、何も言わずに斉藤のパソコンをいじり始めた

課長に怒られた斉藤は、いよいよ涙がこぼれそうになりながら、よろよろと席に戻ってきた

…ったく…世話の焼ける子だわ
何年か経てばマシになるのだろうか?
使い物になる前に挫けちゃいそうだ
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