アイ・ラブ・おデブ【完結】
「ババ様…これまでババ様に書道を習って参りました
ありがとうございます
学校に書道部があるんです
ババ様から学んだ書道をもっと深めて学びたいのです…

書道部に入らせてください
お願いします!」

祖母の顔を真っ直ぐに見ながら初めてのお願いをした

祖母は表情を変えることなく

「夕飯に間に合わなかったら承知せんよ…」

とだけ言った
思っていたよりも簡単に許しが出たことに驚き、目を見開いたままでいると

「聞こえんかったのかい?
それとも何か不服なのかい?」

段々と険しい表情になっていく

「いっいいえ!頑張ります」

と慌てて小夜は答え、祖母の部屋を後にした

こうして意外な程にあっさりと書道部への入部が決まり、小夜の心を浮き足たたせた

その時の祖母が考えている計画など知らずに…
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