アイ・ラブ・おデブ【完結】

~塾の講師編~

今日は塾での進路確認の日だ

…勿論、俺は小夜や兄貴と同じ高校を希望している
ちょっと今の成績だと危ないらしい…
…やばっ…
勉強に本腰を入れなきゃいけないのは分かっている
だが…
集中できない事情ってものがある

目の前に座る塾の人気講師は圭輔の成績表を見ながら、心配そうな顔をした

「このままだと…ちょっと厳しいな…
圭輔君なら部活も終わって集中できると思ったんだけど…
何か集中できない訳でもあるのかな?」

まだ大学生という講師は真剣な表情で尋ねた

この年の近い通称"王子"は春の講習からお世話になっている
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