アイ･ラブ･おデブ【完結】

誰のために…

由美子は小夜とは駅で別れ叔父の喫茶店へと来た

店には数人の客がコーヒーを静かに飲んでいたが、扉を開けた由美子は大声で話しかけた

「叔父さん！大変なのよ！
どうしよう！
糸が絡み合っちゃって…」

「由美子…落ち着け…
営業中だ…」

大きめのコップに冷たい水を入れて由美子の前に差し出した

それを受け取り、一気に飲み干した

「あ～っ生き返った…
本当に大変な事態よ…どうしたら絡み合ったものをほどく事ができるの？
こんがらがって…」

「由美子…それじゃあよく分からないよ
ちゃんと話してみなさい」

この三日の間に知り得たことを叔父に話した