私だけの、不良なヒーロー。






イメージを思いっきり壊されてぜんぜん嬉しくない私が眉間にシワを寄せていると、






キッチンから彼が声を掛けてきた。







「何か食うか?」







「あ、いや、いいよ、ありがとう。」





そう返事すると、彼は両手にマグカップを持ってでてきた。





一つを私に渡すと、隣に座ってきた。





何を話せばいいか分からず、私はマグカップの中身を一口飲んで、びっくりして彼を見た。








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