私だけの、不良なヒーロー。






そう返事して、陸斗は下を向いた。





「ごめんな。」





いきなり謝られてびっくりする。






「え?どうして?」






「俺が、早く行ってたら...」







私は黙って彼をみた。






ここで下手に何を言っても意味がないと思って、







私は手を伸ばした。









< 95 / 123 >

この作品をシェア

pagetop