大好きなアナタと、気になるアイツ【番外編更新中】

2

「嘘つき。」

由香里はジンジンと痺れがのこる頬のままに、西園寺のマンションへ連れてこられていた。

アメリカから帰国した彼は、当初仕事の引き継ぎの関係で実家に住んでいたのだが、元々自分のマンションを持っている為、仕事が落ち着くと実家を出てマンションに戻ったのだ。

由香里はもう、何度か彼のマンションを訪れていた。

ご機嫌斜めの由香里はそっぽを向いたままだ。

「そんなに拗ねるな。」

西園寺がコップにミネラルウォーターを注いで持ってきた。

それにストローを差して由香里の方に移動させる。

こうでもしないと今の由香里は飲み物すら口にできないのだ。
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