生きたい
晴輝が怒鳴った。

今まで話していた女子達は黙ってしまった。

っていうかあたしが驚いたのは晴輝が怒ったこと。

今まであたしがどんなことを言われようと晴輝は口出ししなかった。

それがちょっと寂しかったり不安になったりしてたんだけど・・・。

「志星、大丈夫か?」

「うん、ありがとね」

あたしは嬉しかった。

本当に晴輝があたしのことで怒ってくれたことが。




放課後

「明後日からはみんなでやることになってるからできるだけ2人の時間大切にしような」

「・・うん」

なんでこんなことを晴輝はさらっと言えるんだろう。

「まずは看板からだな」

「うん、じゃぁ晴輝下書きやってよ。あたし絵、考えるから」

「わかった」
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