恋のキューピット
*高橋side

「……。」

「酷くない?高橋くん家の人酷い~!」


「はぁ… 幽霊だから声が聞こえなかったんじゃないですかぁ?」

「あっ、そっか!自分 幽霊でしたぁー」


朝から迷惑な人だなぁ…


「電話かけるのに体力使って今 ヤバいから手短に話すね。」



幽霊は体力ないのか?
てか携帯とか普通に触れるんだな



「私、今日の球技大会に行きたいから 結衣の目を盗んで私を家から出してくれない?」




どうせ そういうことだろうと思った。



「いいですよ。その代わり、俺のきょっ協力してくださいね?」



「はいはい。分かりましたよ ヘタレ。」


イラッ



「私の家の場所今から教えるから」


「言わなくても分かります。」


俺んちの裏。



「えっストーカー!?」


ガチャッ


余りにもムカついたので電話を切った。




俺、 お前んちに引っ越しの挨拶しに行ったてーのっ!







市川の姉


苦手だ。
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