逃げる女
でもでも!この雰囲気の中で断ったら、良くない気がする。


私は大志君と付き合いたいと思ってるんだもん。


大志君に付き合う見込みなさそうって思われて、付き合う前に、飽きられたら意味ないよ。



どうすればいい?



『美紀ちゃん?すごく難しい顔してるよ。』



「え?あっ!ご、ごめん。大志君にだけ任せておくんじゃなくて、私もどこか行くところあったかなって考えてて。」


『カラオケは嫌だった?』

「2人で行っても、どちらか歌ってたら、あまり話せないなと思って。私達考えてみたら、あまり話してないよね。」


こう言えば、きっとどこかCafeでも入って、お喋りってなるよね。
ナイス私!



『言われてみたらそうだね。じゃあ、話せる所行こうか。』



「うん!」



私達は落ち着いて話が出来る場所へと次の行き先を決めて再び歩き出した。

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