キャラメル



「あんたから名乗りなさいよ。」



「俺は、桐哉ルイ。友達になってよ!」



「あたしは、月宮花梨。友達なんかいらない!」



「花梨か…。なんで友達いらねぇの?」



「めんどくさいし。1人でいたほうが楽でしょ?」



「そんなこと言うなって!これやるから、俺が花梨の友達第1号ってことで!」




無理矢理手の中に入れられたのは、


あたしの大好きなキャラメル―…




「…俺の大好物なんだ、それ。だから本当はあげたくないけど、花梨が俺の友達になってくれんならやるよ。」



「…もう1個くれたら、友達になってやってもいいよ。」




友達なんかいらないのに…


キャラメルの誘惑に負けちゃった☆


ってか、金髪くんもキャラメルが大好き!?


それって、運命感じちゃ…ってないよ!?


絶対偶然だから!!








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