突然の結婚
お母さんと由香里おばさんは学生時代に戻ったように

お話に花を咲かせていた。

父親同士のゴルフ友達らしく、どこぞのゴルフ場がどうの・・・と花を咲かせている。


取り残されたような私とイケメン拓海さんはちょうどよいので、お話をした。



『あのぉー。この話冗談ですよね。
 まさかと思いますが、拓海さんは私と何て考えていませんよね?』


「私は亜紀さんとの結婚を考えていますよ。もちろんですよ。」


『はぁ???なんで?なんでそういう回答なんですか?』


「はぁー。って言いたいのはこっちのセリフです。
 はっきり言います。私は結婚などしたくありません。
 相手があなただからではありません。
 結婚に興味がないのですから・・・・

 でも、私はあなたと結婚しますから。」

『あの…意味分かりません。結婚したくないのに、私と結婚?』

「はっきり言います。私は仕事、すなわち会社の社長になりたいんです。
 両親から社長になる条件として、あなたとの結婚を言われました。
 
 あなたと結婚しなければ、社長は任せられないと・・・

 究極の選択でしたが、考えようによってはいいかと思いました。
 私は結婚をしたくはないが、将来のことを考えれば仕方ありません。

 お互い、結婚という書類上と生活上のことのみで、
 自由に生活をしていけばよいかと思います。」


それって、ただの同居というか、私は家政婦さん?ってこと。

それを拓海さんに聞いてみると、そうではないと言ってくれた。

お互い、干渉せず、時期が来たら、子供を作るという。


はあー。結婚ってそういうものなの?

私は、愛されて結婚したいのに。
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