白雪姫と消しゴム
「羽音、透真の話
してやろぉか?」
ひろはあたしのうちの近くの
あの公園のベンチに座って
あたしに言った
嫌われちゃったみたいだけど
あたし、透真が好きだから。
「聞かせて?」
って、ひろの隣りにすわった
「透真、羽音が学校来てた頃から
ずっとお前の話しか
しねぇんだ、」
……あたしの話?
「最近、声が聞けたとか
鼻歌うたうんだ、とか
よく公園にいる、とか」
…、
「いつも羽音を見てた。
透真は、いつもお前を
探してたよ。」
ひろは少し黙った。