電子警察官AKI ~3日間の命~
3日目 電子警察官の最期

○博士

『おはようございます、博士』



電源をつけて、まずAKIは私に挨拶をしてきた。

私はそれに応じない、無視してAKIの状態を確認した。



「…よし、システムに異常はないな」


『博士、質問があります』


「答える事を拒否する。今回は私が質問するから、お前はわかる範囲で正確に答えろ」


『了承しました』


「お前にとって、この電子警察官とは何だ」


『僕にとって、電子警察官は与えられた職業であり誇りです』


「誇りだと…?ふん、その誇りも今回の件でズタボロじゃないか」


『博士、質問があります』


「さっきから質問質問と…五月蝿い奴だ。一体何が知りたい、言ってみろ」


『博士は何故、僕を造られたのですか?』




私はその質問に呆気にとられた。

その答えはプログラミングしてあった筈だ。




「お前は既に答えを知っている筈だ」


『博士、答えて下さい』




こいつ…私に答えを強要するのか…。

おもしろい、答えてやろうではないか、お前の造られた理由を。



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