I believe you☆


「おじょう様、おじょう様。」

あきらかに、起こされてる。

「えっ、今何時??」

あれから、寝ちゃたんだ・・・

「20時です。」

もう、夜かぁ!!今日、寝れないじゃん。

「おじょう様が寝ている間
お父様とお母様は先に食事を済ませました。」

「そうっ。
じゃあ、ここに夕飯持ってきて??」

朝倉が夕飯を取りに行ってる間、ピアノを弾いて待つことにした。

あたしのお気に入りの曲。
そして、好きな曲。

その時、朝倉はすでに来ていて・・・
あの時と同じ・・・

悲しそうな目をしていた。

前から気になっているのに、聞けない自分がいて・・・

でも、思わず声にしてしまった。

「朝倉はあたしがこの曲弾いていると、悲しそうな目をする。」

目だけではないかもしれない・・・

顔が悲しそうなんだ・・・
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