I believe you☆


「その子って同じクラスの鈴蘭ちゃん??」

絶対、絶対違うよ。
あたしの片想いだよ・・・

「うん。俺は鈴蘭が好き。
本当は、今すぐ"好き"って伝えたいけど
勇気がなくて。」

えっ・・・
あたしと空は両思いなの・・・

「男のくせに。
勇気出して伝えろよ。
じゃあ、告白は取り消す。無かった事にして。」

どこかへ走って行ってしまった。

蓮香と静かに目を合わせた。

「じゃあ、私は先帰るから
健闘を祈ってる。」

っと小声であたしに話しかけ
そのまま帰ってしまった。

どうしよう・・・

動けずにあたしは立ち止まる。

意を決して昇降口に向かうと空があたしに気づいた。


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