花とキミ*秋・冬
「でも‥」
「いいんだ。
花菜ちゃんが誰を好きでも‥
付き合うなんて形だけだし。
形だけでも、俺は‥‥
花菜ちゃんの近くに居たい。」
真っ直ぐな瞳に見つめられると、
ドキドキしている。
「俺と‥付き合ってみない?」
いつの間にか、2人で向かい合って
立ち止まっている。
「花菜ちゃん、好きだ。
俺なら泣かせない。
寂しい想いなんてさせないし、
軽く考えてくれていいから‥
俺を頼って、信じてくれない?」
そんな‥‥
どうして、そんなに私を
想ってくれるんですか――
「花菜ちゃんが好きな人だって‥
分かってるよ。」
切なそうに言って、少し考え始めた。
「じゃあ、明日!
困らせるつもりは無いから、
明日までは待つ。
本当に好きじゃなくても‥
いい返事待ってるね。
ダメならダメって言っていいから。
そん時は、ちゃんと引くし!!」
この話は終わりって言って、
そのあとは一切触れずに家まで
送ってくれた。
明日まで―――――
返事を決めなきゃ。