Love of space 1




『はぁ~疲れたぁ~』


目まぐるしい速さで終わった午後の部。


ドッと疲れが出る。


俺はイスに全体重をかける



『お疲れ様です。朝倉先生。』


そこへ突如現れた山田先生。


俺は慌てて姿勢を直す


『そんなに慌てなくても…。

その疲れはよく分かりますよ』


ニコッと笑う山田先生。

さっきの怒った顔とは別物のようだ…



『ここ、座ります??』


俺は隣のイスを指す。


でも山田先生は


『僕、体育の教師ですよ??

体力だけは自信あるんです』


と自慢気に笑う。



『先生!まだ片づけが残っているんですよ?

もう一頑張りです!!頑張りましょう!!』


山田先生は俺の肩に手を置いて放送をかける。


そうすると2分以内に集まる体育委員。

みんな走って本部まで来る。


そんなに山田先生が怖いんだ。

なんて考えると笑いが込み上げてくる。


それを堪え山田先生の話を聞く。


『全員揃ったな

じゃあ指示を出すけど
まあだいたい分かると思うけど
西城は朝倉先生と雑用
頼まれたことは必ずやってください

あとのやつは俺と
器具を倉庫へしまう


自分の仕事が終わり次第
帰っていいからな』


や、山田先生…。


俺を狂わせないでくださいよ…







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