空から君へ

やるよ、持っていけ、俺の全てを


神様に

流れ星に

つないだ手に


祈り、願う…。 ずっと一緒にいられますように





時間はいちばん残酷で、優しかった。

1日1日が長く感じられる
あんなに、我慢できていた痛みも今は…。


絢が何よりの“痛み止め”だった。
それに気づき
自分を嘲笑する。





別れてから、絢は俺の家に訪ねてきた。
でも
真相が知られることが嫌で、『うぜぇ』思ってもない言葉で

傷つけ、追い返した。



それが今の俺にできること。






「なーに1人で笑ってんだよ」



「ビビった…。優かよ」



「なんだよ。その残念そうな反応…。」






相変わらず面白い優を見て、
クスクスと笑いをもらした。

仲直りはしなくても、いい。
次の日には元通り。それが俺と優…。






「いつから入院すんの?」



「優に教えると毎日来そうだからおしえねぇ」



「は!?ラブラブな親友に向かってなにいってんだよッ」





…このからみ、面倒くせぇ

しかも、ラブラブっておい!
少し引き気味の俺にハグをしてきた優…。




なんか、不安なんだろうな。
優の鼓動の速さがそれを物語っていた




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