不良大戦争?




「ねぇ彼女」




中に入ると
傷んだ金髪野郎が声をかけてきた。



身の程知らずが。



私は怪訝な顔をしていた。





「君みたいな真面目ちゃんが
なんで聖嵐にいるのー??」





私の格好は
漆黒の髪を腰までおろした
日本人形みたいな格好だ。




不良校にいるのは
まじでありえないはずだ。





「転校生」



私は短く答えた。





「へぇ君可愛いから俺の彼女になんない?」


はっ?


「嫌だ」



きっぱり答えて寮に向かう。



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