COLORS~Clear~
これは、私のエゴだけど。
綺麗な夜に、したかった。
朝、目が覚めた時に。
夢だったのかと、思うような…。


「…涼佑クン」
「はい」
「急いで、大人になろうとしないで…」
「…えっ?」
「“いま”を。大切に過ごしてほしいの」


そして…。


「大人の時間は果てしなく続くけど。子供でいられる時間は短い…。涼佑クンは、それをわかってる。私のためだけに、大人になろうとしてるでしょ?」


すべては私に。


「でも…!」
「歳の差だけは。どうにもならない…。誰にも…」
「!」


責任があるのだと…。


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