COLORS~Clear~
「やっぱ、さすがだね~」


私が我に返ったのは。


「どうだった?お姉ちゃん」


お茶を飲み終え、フッと空気がゆるんで。
沙奈がいつもの調子で、その声を発した時だった。

それほど。
この、数分。
数十秒?の間、私は彼が点てたお茶の世界観に飲み込まれていて。

そう…。
全てを飲み込まれてしまうような。

そんなお茶…。

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