残念ながら、霊感ありっ!
旧校舎だろうか?


「古いな・・・校舎はエレベーターまでついてて新しいのに・・・木造なんて・・・」と考えながら、何気なくその旧校舎を見ていると、2階の窓に人影が見えた。


目を凝らしてみると、間違いなく今朝の彼女がそこに居た。


彼女は向こう側へと歩いている。


急がなければ、彼女を見失ってしまう。と思って、俺は旧校舎の入り口に走り出す。


ガチャッガチャッ・・・


「クソッ・・・鍵がかかってる・・・」


「おいおい…どっか別に入れる場所は…」と呟きながらキョロキョロしていると…、


なぜか1箇所だけ、ガラスがない窓を見つける。


「…なんで、ガラスないんだ…?」と不思議に思ったが、「そんなこと、まぁいいか」とよじ登って旧校舎内に入る。
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