「じゃ57ページ、あなた読んで」


先生は私を見てる


「私ですか?」


一応聞いてみた


「あなた以外誰がいるの?」


気持ち悪い笑みを浮かべながら見てる

ってか教科書ないんだけど
それをわかってて当ててるんだろうけど

うーん…どうしよっかなー…



「どうしたの?早く読んで」



早くしないと調子乗りそうだしな
あぁいうひとって調子のったらめんどいしなぁ


「ん、」

いきなり横から声が聞こえた

見てみると木村君が教科書を私に差し出してる

貸してくれるってこと?


「ありがとうございます」


ありがたく受け取って57ページをひらいた


…うわ…量多いし…まぁ、これぐらいの難しさなら読めるか



私は立ち上がって教科書を読んだ



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