甘い誓いのくちづけを
「綺麗だ、瑠花」


「……っ!」


「予想していたよりもずっと綺麗だから、驚いたよ」


頬がカァッと熱くなって心臓が跳ね上がり、思わずそれを隠すように俯いてしまう。


理人さんの顔を見れずにいると、間宮さんがフフッと笑った。


「本当に綺麗でしょう?貴島君には勿体ないわね。パーティー会場に一人でいたら、きっと男性から声が掛かるわよ」


「そんな……」


慌てて否定をしようと顔を上げると、理人さんが苦い表情をしていた。


「……瑠花、誰にも付いて行かないようにね」


「行く訳ないじゃないですか。それにあたし、そんなに子どもじゃありませんよ……」


くすぐったさを隠して拗ねたように呟いたあたしに、理人さんが困ったように微苦笑を浮かべた。


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