Girl's? collection 1
チョウ ユズ「「明後日ファッションショーをする」」
ハルカ「うん、そういうこと!」
オレの横にいるハルカはなぜか胸を張ってそう言った。あ、もちろん女装してるよ。
チョウ「ちょっ・・・待ってください。そんないきなりすぎます。そもそもショーに使う服なんて――」
ハルカ「今から作ってある文化祭用のを使おう。まだやりかけだけど、
あくまでこれはナオちゃんのお披露目会だから、2、3着あればOK。」
それを聞いてチョウはオレを怪訝そうに見た。
チョウ「そんなのにショーが必要ですの?」
そんなの扱いされた――
ハルカ「まぁまぁ、最後まで聞いてよ。今噂になってるのはここにいるナオちゃんに間違いない。その人気を利用してショーをし、この部活の知名度を上げる。
そんで、文化祭にはショーを見に来る人でいっぱいにするのどうかな?」
ハルカは上目遣いで3人を見た。
3人は、というと。
チョウ「ハルカ様かわい過ぎますわわかりました。このチョウチョウめにおまかせくださいませ。」
ユズ「部長も先のことまで予想するようになっただー。にひひ(笑)」
サヨ「ま、いいんじゃない?」
ハルカ「よしっそうと決まれば頑張るぞー。」
―――こうして、明後日に向けた地獄の作業が始まった。