ヒ-ロ-なんていらない

賢者の理

ドスドスと廊下を歩き


3年5組に向かった


「相原紬出てこい!]




あたしの剣幕にクラス中の人間が息をのんだ。


「やあ、ほのかちゃんどうしたんだい?」


あいかわらずのいい男っぷりの紬が


シレっとした様子で現れた。


その悪びれない様子があたしの怒りの炎を煽りたてた。


あたしは極道さながらに紬の襟首をつかみ、


「誰が、婚約者だって?勝手なこと言ってんじゃないわよこの嘘つき野郎!!」


紬は恐怖で言葉が出ない様子だが、あたしは続けた。


「なんなら、7年前のあなたのした事をばらしてやってもいいのよ。」


紬は
「そんなことしたら君だって困るんじゃ、、。」


と、反撃をしようとした言葉じりをあたしは鷲掴みにして、


「はあ?、あたしは一番知られたくない人に現場見られてんの、


 他の人なんかにどう思われようと関係ないの!!」


言葉で撃沈してやったのだった。

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