キスなんてさせない(短編)
―HINA―
あたしは、教室を飛び出した。

そして健太の教室に向かう。

健太、今までごめんね……

あたし、自分の事しか考えてなかったんだ……

素直になるのが恥ずかしいとか今さらどうすればいいとかばかり……

あたしは、可奈に言われるまで築かなかった。

もう遅いかもしれないけど、あたしは諦めたくない。

今まで諦めるばっかだったあたしがそう思ったのは、初めてだよ。

ガラ―

あたしは、健太の教室のドアを開けた。

お願い……健太、いて……

案の定……健太は、教室に居なかった。

どこだろう? 

あたしは、健太が行きそうな所を探した。

でも、居なかった。

あっ、もしかして屋上かな?

あたしは、屋上に行って見た。

居た。やっと、健太が居た。

健太は、転んでいた。

あたしは、そっと健太に近づいてく……

ドキ

緊張して健太の髪を踏んでしまった。

すると、健太は「痛っ」っと起き上がった。

健太は、目を丸くしてる。

当たり前だよね。

「何?」

冷たい……いつもの健太ならそんな言い方しないのに……。

やっぱり健太は、怒ってるんだよね。

あたしは、ゴクっと唾を飲んだ。
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