一生分の恋



「言う必要なんてねぇだろ!」



拓也の隣で私はドキドキしていた。



拓也のお姉さんは、拓也に似ていた。



目元なんかそっくりだった。



「で、彼女さんのお名前は?」



いきなり話しかけられた。



緊張しながらも口を開く。



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