一生分の恋



でも…



不安はちっとも消えてくれない。



拓也の腕をギュッと掴んだ。



首だけで振り返り、拓也にそっとキスをする。



今、拓也を感じていたい。



感じなきゃいけない気がする。



頭の中でそう訴えている私がいた。



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