レンタル彼氏 Ⅰ【完結】
私って…、こんな人の気持ち考えらんない奴だったっけ…。
悔しくて、思わず顔が歪む。
「…泉さ、最近…ずっとずっと、ここ。
寄ってたじゃん」
そうやって、和が私の眉間に指を当てた。
いつかも、そうやって、私の眉間に指を当ててくれたことを思い出す。
「…付き合うってさ、お互いが幸せになる為じゃないの?
泉は、その彼と付き合って幸せだったの?」
「………」
何で、はっきりと言えないんだろう。
伊織と付き合えて幸せだった。
幸せだったのに。
付き合ってる時は、毎日が不安で不安でたまらなくて。
連絡をマメに寄越す人ではないから、余計不安で。
私は彼に釣り合わないんじゃないかって。
隣に並ぶ度。
すれ違う女の子が、伊織のことを噂する度。
どこが、どこを。
私のどこが、どこを。
好きなんだろうって。
恥じらう、その顔も伊織の演技なのかって。
結局、信用してなかったのは私。
信じたくて、信じたくて。
なのに。
悔しくて、思わず顔が歪む。
「…泉さ、最近…ずっとずっと、ここ。
寄ってたじゃん」
そうやって、和が私の眉間に指を当てた。
いつかも、そうやって、私の眉間に指を当ててくれたことを思い出す。
「…付き合うってさ、お互いが幸せになる為じゃないの?
泉は、その彼と付き合って幸せだったの?」
「………」
何で、はっきりと言えないんだろう。
伊織と付き合えて幸せだった。
幸せだったのに。
付き合ってる時は、毎日が不安で不安でたまらなくて。
連絡をマメに寄越す人ではないから、余計不安で。
私は彼に釣り合わないんじゃないかって。
隣に並ぶ度。
すれ違う女の子が、伊織のことを噂する度。
どこが、どこを。
私のどこが、どこを。
好きなんだろうって。
恥じらう、その顔も伊織の演技なのかって。
結局、信用してなかったのは私。
信じたくて、信じたくて。
なのに。